六月のお念仏の会 第356回

新型コロナウイルスの影響で3,4,5月を休会致しました。久しぶりのお念仏の会です。

今日はパックン(本名パトリック・ハーラン)が書いた”ハーバード流聞く技術”という本の中から、気になったことをお話しします。パックンはかの有名なハーバードを卒業後、来日、現在お笑い芸人として様々な方面で活躍中です。

我々は人の話を聞いているようで聞いていない。聞いていても理解できていない。そこで問題を出しますのでよく聞いてお答え下さい。

問:あなたはバスの運転手です

  朝一番に出発して、一つ目のバス停で10人のお客さんが乗りました。

  次のバス停で5人降り、3人乗りました。

  更に次のバス停では2人が降り、9人が乗りました。

  さてバスの運転手は何歳でしょうか?(答えは最後に書いてあります)

 

相手の気持ちを訊くこと、知ることの必要性

 あるところに一頭の牛を取り合っている2人の男がいました。”これは俺の牛だ”と 主張するばかりで相手の話に耳を貸さず、お互いに引っ張り合うばかりでした。そのうち牛は半分にちぎれてしまいました。一人の男は肉を食べたかったのです。手に入れた半分の牛の肉を食べ、皮は捨てました。一方の男は皮のジャンパーを作りたかったので、半分の皮だけを使い、肉は捨てました。

 

答え:あなたの年齢です。残念ながら当日正解者は一人もいませんでした。