六月のお念仏の会

浄土宗宗歌”月影”      「月影のいたらぬ里はなけれども ながむる人の心にぞすむ」                         
 月の光は地球のあらゆるところに降り注いでいるけれど、この月を見ようと行動を起こさなければ見る事は出来ません.即ち、家の中にいてテレビを見ていたり本を読んでいたのでは見る事は出来ない.外に出て空を見上げなければ月を見る事は出来ません。これと同じように、阿弥陀様の救いの光もあらゆる場所や人の上に注いでいます.しかし阿弥陀様にお救い頂こう、お救いくださいと思わない人はその恩恵にあずかる事は出来ません.お救いくださいとお頼みする人のみが阿弥陀様のお力を頂く事が出来るのです.南無阿弥陀仏と声に出してお念仏を称える事が”お救い下さい”の合図なのです.日頃から常にお念仏をお称えしている人はいつも阿弥陀様におまもり頂いている事になるのです.