十二月のお念仏の会

今月も先月に引き続き浄土宗の教えについてお話しします.浄土宗は易行道だからといって、何でも簡単に往生出来るというものではありません.むさぼりやいかりの煩悩にさいなまれ、色々な誘惑や妨害を乗り越えて、阿弥陀様のお救いにすがり、そのお導きによって極楽往生を成し遂げるのです.これを絵に表したのが”二河白道図”です。火と水に例えられた二本の煩悩の河の間を細い一筋の白道が極楽めざしてのびています。この白道を渡りきることが出来ないと、地獄や餓鬼に代表される六道に落ち、未来永劫に輪廻転生するのです.日頃からお念仏に励み、お浄土に生まれなければいけないのです.