四月のお念仏の会  第303回

仲台寺では花まつりを、春の彼岸の入りから始め、お中日、彼岸中の日曜日さらには4月いっぱい毎週日曜日に開催しております.いらした方にはおいしいウーロン茶を飲んでいただきさらには小さな花のポットをさし上げています.これは一人でも多くの方に花まつりを知ってもらいたい為です.そんな事から、今回は花まつりの話をします;花まつりとは、四月八日のお釈迦様のお誕生日をお祝いするお祭りです.お釈迦様に甘茶をかける理由 お釈迦様がお生まれになった時、天から二匹の龍が現れ、甘露の雨を降らせてそのお誕生をお祝いしたという言い伝えがあります.”甘露の雨”に因んで甘茶をかける習慣が生まれました.この甘茶の素は漢方薬で、大変甘いのですが、あまりおいしいとは言えません.せっかくのお祝いなのですから、もっとおいしいものをさし上げたいと考え、仲台寺ではおいしい台湾のウーロン茶を使うようになりました.花まつりの名前に因み、花と緑を増やしていただこうと思い、花のポットもさし上げております.

お釈迦様はお生まれになるとすぐに七歩歩いておっしゃった言葉『天上天下唯我独尊』とは世界中でお釈迦様自身が最もえらいという意味ではなく、”一人一人の個人の存在が最も尊いのである”の意味。
尚、次回のお念仏の会は4月25日に開催致します.