三月のお念仏の会   第313回

良い季節になってまいりました.境内の花もこれから次々と開花してくると思われます.間もなく春本番となる事でしょう.お念仏をお称えするにしても、何をするにも絶好の好機です.
私は来年古希を迎えます.何年か前から、臨終の最期を考えながら日々生活をしております.いわば終活です.終活とは何をすれば良いのでしょう.
1、信仰心の確立
2、極楽浄土を良く知る
日頃からお念仏に励み、臨終の最期にはその念仏の功徳によって、阿弥陀様が必ず極楽浄土に連れて行って下さるのだと固く信じ、その連れて行って下さる極楽浄土が、今我々が暮らしている娑婆の世界とは比べ物にならないくらい素晴らしい世界で、更にこの世界は未来永劫に続く世界である事を理解出来れば、臨終の際に、何一つ恐れる事が無くなるはずである.これ以上無い素晴らしい世界へこれから旅立つのであるから、喜び勇んで出かけるはずである.となれば、残された人生がより充実したものとなるはずである.そしてもう一つ、これは私の希望的な考えですが、残された人生をより正しく生きれば、必ずや阿弥陀様は理想的な亡くなり方(自らの尊厳が失われる前にお迎えを頂く)をプレゼントして下さると信じて生活をする事だと思います.