十二月のお念仏の会  第321回

ホスピスについて
前回は尊厳死と終末活動についてお話ししましたが、今日はそのための緩和ケアーについてお話しします。
ホスピスとは死にゆく人へのあらゆる(精神的あるいは肉体的な苦痛、痛み)ケアーで、1960年代にイギリスで始まった。初めのケアーは旅人に対するものでしたが、次にハンセン病結核と移り、更にはガン、エイズとその対象が変化してきました。次は何になるのでしょうか。
ホスピスとは様々な苦痛を緩和することが目的であって、延命を目的とする治療は一切行わない。
ホスピスには病院における緩和ケアーと在宅緩和ケアーの2つがある。更には健康保険が適用され、高額医療の助成も受けることができる。
在宅ケアーを望む人は、病院でのケアーを望む人より圧倒的に多い。その理由の1位は”家族と過ごす時間を増やしたい”だそうです。