一月のお念仏の会   第333回

ボケたらあかん長生きしなはれ!
1、年をとったら出しゃばらず、憎まれ口に泣き言に、人の陰口愚痴言わず、他人の事は褒めなはれ、聞かれりゃ教えててあげてでも、知ってることでも知らんふり、いつでもアホでいるこっちゃ。
2、勝ったらあかん負けなはれ、いずれお世話になる身なら、若い者には花持たせ、一歩下がって譲るのが円満にいくコツですわ、いつも感謝を忘れずに、どんな時にもへいおおきに。
3、お金の欲を捨てなはれ、なんぼゼニカネあっても、死んだら持っていけまへん、あの人はええ人やった、そない人から言われるように、生きているうちにばらまいて、山ほど徳を積みなはれ。
4、というのはそりゃ表向き、ほんまは銭を離さずに、死ぬまで持っていなはれ、人にケチやと言われても、お金があるから大事にし、みんなベンチャラ言ってくる、内緒だけどほんまだす。
5、昔のことは皆忘れ、自慢話はしなはんな、わしらの時代はもう過ぎた、なんぼ頑張り力んでも、体が言うこと聞きまへん、あんたは偉いわしゃあかん、そんな気持ちでおりなはれ。
6、我が子に孫に世間様、どなたからでも慕われる、ええ年寄りになりなはれ、ボケたらあかんそのために、頭の洗濯生きがいに、何かひとつの趣味持って、せいぜい長生きしなはれや。

この詩は、浜松の住吉長寿会の『長生き心得』というものだそうです。ある方が書かれた本に載っていたので、転記させていただきました。
皆さんもこの歌のような生活を実践し、さらには”頭も体も共に元気でいられるようにお念仏に励み”自らの尊厳が失われないうちに阿弥陀様のお迎えをいただきたいものです。