四月のお念仏の会

今月のお念仏の会は久しぶりに増上寺の御忌を参拝しました.昼休みに行なわれた舞楽を見学し、徳川家の御廟をお参りし、経蔵も見学する事が出来ました.野だてで煎茶もいただきました.桜吹雪の中、唱導師が率いる長い荘厳なお練り行列には皆さん感動された…

三月のお念仏の会

”右仏、左は我と合わす手の、中ぞゆかしき弥陀の十念” インドでは、左手は不浄なものと扱われてきました.その汚れた左手を衆生に例え、神聖な右手を仏様に例え、合掌した時の心持ちを歌っています。掌をしっかりと合わせて隙間が出来ないように手を合わせま…

二月のお念仏の会

お釈迦様が入滅された時の姿が”頭北面西”と言われております.頭が北向き、顔が西向き、即ち右を下にした横向きの姿勢です.これは心臓に負担をかけない健康的な形だそうです.頭は北にあるので冷たく、足は南にあるので暖かいのです.昔から言われているの…

一月のお念仏の会

新年明けましておめでとうございます 平成二十六年が始まりました.第一回目は新年会をかねた開催です.毎年恒例のビンゴゲームで大変盛り上がりました. 新年を迎えると、”今年はこんな年にしたい、こんんな事を始めたい、これを止めたい”と色々と誓いを立…

十二月のお念仏の会

今月4日に母校の中学でお話をする機会を頂きました.同窓会の会長さんから、「同窓生の話を聞く会」という授業で話をしてくれないかという依頼がありました。対象は1年生で、自分の職業に就いて、在校時代の思いで話、受験に向けてのアドバイス等何でも結…

十一月のお念仏の会

今月は所用の為十分な時間が取れなかったので、30分お念仏を称えただけで、法話はお休みにしました.

十月のお念仏の会

浄土宗のお仏壇についてのQ&Aを紹介します. Q:亡くなった息子が生前ハンバーグが好きだったのですが、お 供えしても良いでしょうか? A:本来お仏壇に肉や魚をお供えするのは感心出来ませんが、息 子さんを亡くした親御さんの気持ちを考えると、無下に駄…

九月のお念仏の会

八月はお休みでしたので二ヶ月ぶりの開催となりました。今月は、若林隆壽上人の書かれた”仏教語のはなし”という本から、我慢、無分別、相続の語についてお話ししました. 我慢=サンスクリットの訳語、仏教教義においては、心のおごりを慢と称して煩悩の一種…

七月のお念仏の会

お施餓鬼とお盆 施餓鬼会とは、餓鬼道に堕ちて苦しむ餓鬼に飲み物や食べ物を施し、供養することです.この由来は「救抜焔口餓鬼陀羅尼経」に書かれています.或る日、お釈迦様のお弟子の一人である阿難尊者の前に、恐ろしい姿をした餓鬼が現れ、”お前は三日…

六月のお念仏の会

今日は福沢諭吉の”心訓七則”(実際は後年の偽作)を参考にして、精神医学博士の新福尚武氏が作られた”老人の心訓”を紹介します. 1、老人にとって、一番さみしい事は、する仕事の無いこと 2、老人にとって、一番みじめな事は、手足や身体が不自由な為、人…

五月のお念仏の会

ある人が地獄と極楽の違いにについて面白い説明をしていたので、今日はこの話を紹介したいと思います. ”地獄と極楽の違いを知りたいので案内してほしい”という人が来たので、まず地獄を案内する事にしました.地獄行きのバスに乗り、終点の地獄で降りました…

四月のお念仏の会

無用な外出は控えて下さいと前日から報道されていたように、当日は西の方では大荒れの天気、東京も午後からは春の台風になるとの予報.そんな中、九人の方が参加してくれました.少しでも早く終了させたいと考え、法話と茶話会は割愛し、お念仏をお称えする…

三月のお念仏の会

先月スリランカの仏跡を参拝して参りましたので、参拝旅行についてお話ししました.念仏会終了後の茶話会では、お土産の紅茶を皆で頂きました.

二月のお念仏の会

今月は第三回の聞香会を開催致しました.普段はなかなかお目にかかる事の出来ない伽羅数種、沈香も数種類、さらには白檀も準備致しました.会の皆さんにとっては大変珍しい体験で、時間が大幅に超過してしまいました.

一月のお念仏の会

新年明けましておめでとうございます 今回は二十五年度最初の会ということで、新年会も兼ねて開催いたしました.昨年数回にわたってお話しした浄土宗の基本的な教えに続いて、今日は”檀信徒が心得ておくべきこと””知っておきたいこと”についてお話し致します…

十二月のお念仏の会

今月も先月に引き続き浄土宗の教えについてお話しします.浄土宗は易行道だからといって、何でも簡単に往生出来るというものではありません.むさぼりやいかりの煩悩にさいなまれ、色々な誘惑や妨害を乗り越えて、阿弥陀様のお救いにすがり、そのお導きによ…

十一月のお念仏の会

お念仏の会は今月から新年度です.即ち今日は前年度の皆勤賞の発表です.受賞者は鈴木寛子さん、保坂千代子さん、辻本直子さん、辻本幸代さん,向山一美さんの五人です.おめでとうございます. 今月は先月に続いて浄土宗の教えについてお話しします.今月は…

十月のお念仏の会

今月からはしばらくの間、浄土宗の教えを分かり易くお話しします.臨終に、自分の人生を振り返ってみて、“良い人生だったなあ、自分は幸せだったなあ”と思える最期を迎えたいものです.知恵第一と呼ばれていた法然上人は、全ての人間がこのような最期を迎え…

九月のお念仏の会

八月がお休みだったので二ヶ月ぶりの開催となりました.今回は、オリンピックとパラリンピックについてお話しさせていただきました.尚、次回の開催は十月六日です.

七月のお念仏の会

台湾旅行でまたまた台湾の若い方の優しさに接し、大感激しました.今回は最南端の墾丁(ケンティン)という町を訪れました.早朝に日本を出発し、飛行機、バス、新幹線、バスと乗り継いで目的の町に8時過ぎにやっと着きました.降り立ったところは何百もの…

六月のお念仏の会

浄土宗宗歌”月影” 「月影のいたらぬ里はなけれども ながむる人の心にぞすむ」 月の光は地球のあらゆるところに降り注いでいるけれど、この月を見ようと行動を起こさなければ見る事は出来ません.即ち、家の中にいてテレビを見ていたり本を読んでいたのでは見…

五月のお念仏の会

秋篠寺:技芸天 興福寺:阿修羅像 今月のお念仏の会は第二土曜日に行われました. 私はゴールデンウィーク前に、滋賀県渡岸寺町の十一面観音、奈良県興福寺の阿修羅像、秋篠寺の技芸天をお参りしてきました.一人旅のおかげで、この三体のお像の前で心ゆく迄…

花まつり 花まつりとは、4月8日のお釈迦様のお誕生日をお祝いするお祭りです.お釈迦様に甘茶をかける理由 お釈迦様がお生まれになった時、天から2匹の龍が現れ、甘露の雨を降らせてそのお誕生をお祝いしたという言い伝えがあります.”甘露の雨”に因んで…

四月のお念仏の会

「世界で一番幸せな国」ブータン GNH(国民総幸福量)委員会が国の10ある省庁の上に置かれている。 昔話 幸せになった男の話 日本:藁しべ長者 ある男が貧乏を脱しようと観音様をお参りしたところ”初めに触った物を大切にしなさい”とのお告げがあった。お…

二月のお念仏の会

昨夜台湾から帰ってきました.今回の旅行の目的は、花まつりの時、皆さんにお出しするおいしいウーロン茶の調達と塔婆等を書く時の筆の仕入れ、さらには久しぶりに高雄を訪ねる事でした.今回の宿泊は台北駅近くに最近できたホテルをとりました.ところが、…

一月のお念仏の会

明けましておめでとうございます。 東日本大震災で被災され、避難所で新年を迎えられた方が大勢いらっしゃいます.平凡な新年を迎える事ができるのは、ありがたい事なのだという事を痛切に感じた今年の正月です. 九月のお念仏の会で、避難所生活を続けてい…

十二月のお念仏の会

浄土宗の結婚式は行華(アンゲ)という作法が中心に作られています.この行華の由来を紹介します. 愛する二人がみ仏に捧げた花.それがいつまでもみ仏を供養し続ける.二人の愛が永遠であると示すかのように… いにしえの昔、インドはパドマ国に、デイーパン…

十一月のお念仏の会

長女が結婚式を挙げた仲台寺の本堂です.当日はお念仏の会の方も20人程見学にいらっしゃいました.

十月のお念仏の会

今月のお念仏の会は、第2回目の聞香会を開きました.伽羅、沈香、白檀等、普段はなかなか体験出来ないことなので、参加された皆さんには好評のようでした.そのうち第3回を開催するつもりです.

九月のお念仏の会

東日本大震災が起きてからそろそろ半年になろうかとしています.復旧作業がなかなか進まない中、あるテレビ局が避難生活を続けている人たちのインタビューを放映してました.不自由な生活を強いられている中ですから、ほとんどの人が文句や愚痴を言ってまし…